2020.04.24

衣装でよく使用されるキラキラ系素材

衣服はその時代毎に流行の素材や柄などがあります。
撮影映えするキラキラ系素材は上品な光沢感を演出出来る為、衣装業界では人気がありますが
耐久性が弱いなどのデメリットもあります。

このページでは、キラキラ系素材の特徴について紹介していきます。


衣装は華やかさを出すため、特徴のある生地を使用することが多くありますが、注意も必要です。
中でも気を付けなくてはいけないのがメタリック系素材です。

ゴールド・シルバーなど光沢のものは、ラメ糸が使われているタイプとコーティングしてあるタイプがありますが、どちらも弱点があります。
ラメ糸が使われているものはそもそもラメ糸自体が弱く、ほつれたりもしやすいです。

コーティングしてある素材は剥がれたり、色褪せたり、
変色の原因になるものがほとんどです。

汗と化学反応する物質も多く含まれているため、シルバーだったものがステージで汗をかいて
それが染み付いて真っ黒になってしまった、という素材や
摩擦によりその部分の色が剥げてしまったり光沢がなくなったりということも少なくありません。
スパンコール系素材にも弱点があります。

衣装によく使用するスパンフィルム生地などは
フィルム自体が熱によって剥がれやすいので、まずアイロンがかけられないことや、
やはりこちらも汗などによって粘着力が弱まり
フィルムがところどころ取れてしまう、ということがあります。
本物のスパンコール生地の場合は
重量感が出てしまうことと、スパンコール自体を糸で縫い付けているので 
一つ外れるとぼろぼろと連鎖で外れる場合があったり、スパンコールが割れたり折れたりなどということがあります。

衣装にとってはとても重要な「派手さ」を出すための素材には
このようにデメリットもつきものなんです。

長期にわたって使用する衣装や、汗をかきやすいシチュエーションで着用する衣装にはあまり向かないということになりますね。

撮影映えする生地

これまでデメリットばかりを書いてしまいましたが、
反対にメリットと言えば、やはり撮影映えするという点でしょう。
見た目が派手なので、使用することで通常の素材では表現が難しい煌びやかさ・華やかさが演出できます。

デメリットには注意をしつつ、キラキラ系素材の良さをうまく取り入れていきたいですね!



衣装製作の際には、こういった生地のメリット・デメリットも合わせてご相談いただけます(*´ω`)
「この生地ってどうなんだろう?」と疑問に思ったら
素敵な衣装を作る為にも一緒に考えさせていただければ幸いです♬

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